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【出産レポート】予定日一週間経過。吸引分娩にて無事出産。

予定日超過、8日目にてやっと陣痛

初産の場合は予定日を超過することが多いそうですね。
私も初産なので予想通り、予定日を8日間超過の41週0日で出産しました。

出産予定日を6日過ぎても生まれないので再度妊婦検診があり、「あと5日後までに陣痛が起こらなかったら入院して、陣痛促進剤を打ちましょう」と言われていました。
陣痛促進剤は母体と胎児が過剰に反応しないように様子を見ながら少量ずつ打たなくてはいけないらしく、一日中先生が張り付きになります。

先生も一日拘束されるのは面倒らしく「なんとか頑張って自然に陣痛起こしてね!」と応援されました?

私だって陣痛促進剤なんて打たなくていいなら打ちたくない。赤ちゃんお願い早くお腹から出ておいでー!と祈る数日間…
その願いが届いたのか、最後の妊婦検診から2日後の早朝、無事自然に陣痛が来ました!

いや、本当は早朝じゃなくて前の晩からお腹は痛かったんですよね。
寝ようと思った時に重たい生理痛のような、鈍痛が続いていたんです。

初産だと陣痛の始まり方がよく分からないです。

痛みがあった時点で病院に電話したほうがよかったのかもしれませんが、「初産だからどうせすぐ生まれないし、まだ大丈夫だろう」と焦りは全然無く…
我慢できる程度の痛みだったのでそのまま寝てしまいました。

そうしたらその明け方、声が出ないくらいの激痛で目が覚めました。

息が止まるくらい、子宮がギューッと締められる感じで、初めてだけどコレが本陣痛かー!と確信しました。

事前に陣痛タクシーを申し込んでいたので、早速旦那に電話をしてもらい、病院へ。

病院へ到着時、子宮口の開きは3センチほど。
陣痛待合室で陣痛に耐え続ける。

旦那と母親が一緒に居てくれて「何か欲しいものは?」とか「喉乾いてる?」とか聞いてくれるけど答えるのも考えるのもしんどい状態。「ほっといてほしい」が一番の感想でした。
私の場合は横になっているよりも椅子に座って突っ伏して深呼吸しているのが楽でしたね。

1時間後には子宮口は5、6センチ、さらに3時間後には子宮口は全開に。

子宮口ってぐいぐい開いていく感覚が自分で分かるのかな?と思っていましたが、助産師さんに内診で確認してもらわないと分かりませんでした。

「あれ?こんな順調に子宮口全開したなら、お昼には産まれるんじゃ?」と期待したものの、人生そんなに楽勝じゃなかった。。

いつまで経っても肝心の赤ちゃんが全然降りてこない。
子宮口も全開だからもうシャワーも浴びられない。

「おーい、子宮口全開だよ、みんな待ってるよ早く降りておいで」と話しかけるも全く変化無し。

赤ちゃんの体勢もいつでも出られるくらい、パーフェクトな体勢なようなのですが全然降りてきてくれない。

事前のバースプランで、「なるべく医療介入をせず、自然に赤ちゃんが出ようと降りて来てくれるまで待ちたい」と希望していました。

なので数人の助産師さんが交代でたまに様子を見にくるくらいで、あとはひたすら椅子に突っ伏して待つのみ。
途中、定期的にくる陣痛で肛門が圧迫されるような感覚になるので、テニスボールを肛門に当てていると楽でした。

それから数時間経っても変化無し。
出産時って、子宮口が開くのに時間がかかるのであって、子宮口が全開になったら1、2時間で生まれるもんじゃないのー?と嘆きたくなってくる。
子宮口全開になってから10時間以上経つと、さすがにこちらの体力も限界に。

ついにラスボス・主治医の先生が登場し、「赤ちゃんの心音も弱ってきていて、あなたの体力も落ちているのでお手伝いさせてください」と提案されました。まあ先生もとっとと終わらせたいよね。

結局吸引分娩に

すでに子宮口が全開になってから11時間が経過していました。
自分の体力の問題だけであればもう少し頑張りたかったけど、赤ちゃんが弱っていると言われてしまったら仕方ありません。。
この時点で自然分娩は断念し、吸引分娩へ切り替えとなりました

吸引分娩になってしまったので、なるべくならやりたくなかった会陰切開も数か所入れることに?
吸引器具を膣に入れるので、数か所切らないと器具が入らないみたいです。

会陰切開は膣の入り口を切る訳だから、聞いているだけでゾワッとする程恐ろしいイメージですよね。
私も妊娠中は「会陰切開なんて絶対嫌!コワイ!」と思っていたのでバースプランにも「極力、会陰切開はしないでください」と書いてました。
結局切られた訳ですけど。

でも先輩ママたちに聞いていたように、実際は全然痛くなかったです。切られる瞬間「熱いかな?」くらい。
ほんと出産時はどこ切られても気にならないくらい大変でした。この苦痛から解放されるならどうにでもしてくれ、的な…。

吸引器具を挿入され、次の陣痛が来るのを待ちます。
先生は器具を持ち、横に助産師さんがお腹の上に手を添えた状態でスタンバイ。

数分後、陣痛が来た段階で助産師さんがお腹を力いっぱいググっと押してきました。
同じタイミングで先生が吸引器具で赤ちゃんを引っ張りだしました。
陣痛より会陰切開より、この時が一番痛かったー!

待機室から分娩台へ運ばれてからは、わずか10分。
吸引分娩だったので頭が少し長くなってたけど(数日で戻りました)、病院到着後約14時間で無事に3100グラムの娘が生まれたのでした。

「赤ちゃんと自然に会えるまで、医療介入はなるべくしたくない」と妊婦検診時に伝えてましたが、結局吸引分娩出産になってしまった。。

でも今となってはギリギリまで励まし、待機してくれた病院の先生と助産師さんに感謝しています。