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赤ちゃんと外出時の授乳を楽にする方法

混合ミルクでも完全母乳の場合でも、生後間もない赤ちゃんは2~3時間おきに授乳が必要です。
私は出産後、外出したくても授乳のタイミングが分からなくて悩みました。

↓一日の授乳スケジュール。大体1時間半~2時間おき。この状態でどのタイミングで外出しろと言うのか…

授乳スケジュール

今回は自分が体験した中で、「赤ちゃんとお出かけする時の授乳を楽にする方法」を書いていきたいと思います。

外出デビューは大失敗。タイミングが合わず、トホホな授乳体験

娘が生まれて1か月間は母娘揃って引きこもりでした。
生まれたのは秋口なので気候的に外出しても問題無かったかもしれませんが、生まれたての赤ちゃんは抵抗力も無く、体温調整もうまく出来ません。

私も産後の身体ダメージも大きかったので不要不急の外出はしませんでした。(ネットスーパー利用しまくった)

電車利用で本格的に外出したのは生後1カ月半頃のお宮参りのタイミング
娘の最初の晴れ舞台。出かける直前に授乳し、万全の体制で臨みました。(自分的には)

…が、向かった神社は七五三の時期と重なり、激込み
大人しく眠っていた娘は御祈祷の順番を待っている間に目が覚め、ぐずり始め…。

そして神殿での御祈祷真っ最中にギャン泣きされ、神主さんの前で授乳する羽目に
(授乳マントを持っていたのでとっさに羽織った)

その授乳で少し機嫌が持ち直したものの長続きせず、神社最寄り駅では駅で再びギャン泣き。

その駅は各駅停車しか止まらないローカル駅。授乳するような場所も無く、駅構内のトイレに駆け込みました。

洋式トイレに入ったものの、便座の蓋が無いタイプ。
便座に座ろうにも娘を抱えて授乳するには不安定だったので結局、狭いトイレの個室で立ったまま授乳し、腱鞘炎になりそうでした。

外出前に多めにミルクを与えていても新生児のうちは胃が小さいので長時間は持ちません。
赤ちゃんはお腹が空くと家外関係なく、おっぱいをあげるまで泣き続けますからね…

そんなに遠い場所じゃなかったので「母乳でなんとかなるだろう」と粉ミルクは用意してなかったのは失敗でした。
家族もいたので代わる代わるあやしてくれましたが授乳は私しか出来ません。

 

そんな感じで初めての本格的な外出は授乳のタイミングが分からず、ぐったりでした。

それからしばらくは…
気分転換に外出しようにも、最初の外出の失敗(?)イメージが先行してしまい、外出が出来なくなりました。

またバットタイミングで泣かれて変な場所で授乳しなければならない可能性を考えると、億劫で重い腰が上がらない。
結局どこも行かずに家に閉じこもったまま鬱々と授乳をし続ける…

1年前はバリバリに働いていたのに。今の私は一日中会話もせず、ただ娘を抱っこしているだけ。家事も何も出来ない。やる気にもならない。何やってるんだろう…と涙した事も。

外出先での授乳・粉ミルクを楽にする方法

そんな私が外出を少し楽しめるようになったのは

  • ショッピングモール等にある授乳室、調乳用温水器の存在を知ったこと
  • キューブタイプのミルクの存在を知ったこと
  • 服のように着られる授乳ケープの存在を知ったこと

が、大きな理由です。

目的地を決めてしまう!ショッピングモールなら赤ちゃん連れに優しい設備がたくさん

大きい商業施設なら各フロアにおむつ替えスペースや授乳室が完備されているので外出時も安心です。

独身時代、ショッピングモールに行くことはあっても、授乳室や調乳用温水器の存在なんて全く知りませんでした。(オムツ交換台くらいは知ってた)

子供が生まれる前は「ショッピングモールって赤ちゃん連れがホント多いなー、やっぱり子供関連商品がたくさん置いてあるからまとめ買いしやすいのかな」と単純に考えていました。

でも自分に娘が出来て初めて、お母さんの気分転換の場所でもあるんだと感じるように。
赤ちゃんが不規則に愚図っても「すぐに授乳室に行ける、調乳用温水器がある」と知っているだけでどれだけ精神的に楽か。

初めて外出するなら大き目の商業施設で授乳室が充実している場所がおすすめです。

 

調乳用温水器はショッピングモールや百貨店などの授乳室に大体置いてありますが、これでミルク用のお湯が使えるので、魔法瓶を持ち歩かなくてもいいんです。

調乳用温水器横にシンクがある場合は哺乳瓶を冷やしたり、洗ったり出来ます。
授乳室でおっぱいをあげても足りなさそうだった時は調乳器でミルクを作って足していました。

外出時は携帯しやすいキューブタイプのミルクが便利ですよ✨
うちは便利過ぎて家でもこれ一択です。

一粒が40mlなので40ml単位でしか量が調整できないのが難点ですが、スプーンで測らなくていいし、5個単位で個包装されているのでこぼれる心配もありません。

 

普通にトップスとして着ていてもかわいい!授乳用ケープ

もともと授乳ケープは持っていましたが、娘が愚図った時に取り出して羽織るタイプのもの。

外出時、娘が愚図る→ケープを取り出す→羽織るだと「これから授乳しまーす」と言っているようなもので嫌だったんですよね。

あらかじめトップスとして着られるタイプなら授乳時以外も着ていられるし、愚図った時もさっとさりげなく授乳できます。

マルチシャツケープ

ポンチョタイプの授乳ケープ

 

外出時の授乳グッズは哺乳瓶とスティック粉ミルク、授乳ケープ
そして授乳室と授乳ケープの併用で、外出時の授乳もスムーズに出来るようになりました。

しいて言えば最寄り駅から目的地の、キレイ目なトイレのある駅をチェックしておくことをおすすめします。

移動中に赤ちゃんが愚図ってしまっても最悪、途中下車して構内トイレで授乳なり、オムツ交換が出来ますからね。

私の失敗談のように小さい駅だとオムツ交換台どころか、便座の蓋も無くて座れなかった…ということになりかねません😅

 

うちの娘は今はボーロや麦茶も飲み食いできるようになったので、更に楽になってます。
授乳中の悩みは尽きませんが、授乳期間は本当にあっという間に過ぎ去ります。
娘は8か月を過ぎ、離乳食が2回になり、空腹を満たすためのおっぱいはあまり欲しがらなくなりました。
(夜、入眠時はまだ飲みたがりますが)

授乳は大変だけど、間もなくおっぱいも必要なくなるのかな…と思うと寂しくもあります。
出産後数か月は体力・精神的にもしんどいこともありますが、まずは最初の2、3か月をクリアすれば楽になってきます。

私のように引きこもりになってしまうと気持ちもマイナス方向に偏りがちです。
赤ちゃんの為だけでなく、自分の気分転換のためにもちょっとした外出を楽しんでみてくださいね。