高齢出産は産後のダメージが大きい!産後「自分のために」急遽用意したもの
吸引分娩&40歳での高齢出産だったため、産後の身体の痛みや劣化は相当なものでした。
生まれてくる娘のための物は妊娠中に色々購入していましたが、自分に必要なものは特に用意しておらず…。
もう少し出産前に準備しておけば良かったな…と後悔しました。
今回は
- 出産後、自分のケアのために必要になったもの・購入したもの
- 出産後、あって役に立ったもの
についてご紹介しようと思います。
【体験談】痛みはお産中より産んだ後の方が地獄でした…
出産後すぐは、無事に生まれた安堵感や陣痛から解放された脱力感で痛みは感じませんでした。(後産の痛みも私はあまり無し)
…が、翌日以降にやってきたのが地味で鈍い痛みたち。まずはとにかくオマタが痛い。
吸引分娩だったので引っ張られた際の負担と腫れがひどく、子宮がひっくり返って出て来てるんじゃないか?くらい腫れました。
恐る恐る触ると股の間にでっかいフジツボがいるような感じ(笑)
さらに吸引器具を入れて引っ張られた時に膣部分が肛門付近まで裂けてしまったようでこれがトイレ時、めちゃ痛い!
お腹は苦しいから便を出したいのに、便を出すときに肛門近くの裂け傷が痛むからトイレに行きたくない!という地獄のような状態。
オマタにフジツボが付いてるから地べたはもちろん、普通に椅子にも座れず、常に寝ているか、食事の時は立って食べていました。
腰も痛いし、座って食べたいのにオマタの傷が痛くて座れない。まさに地獄(二回目。)
避けた膣部分の傷口は溶ける糸で縫ってもらったのですが、その糸もところどころ引きつってしまっていて、動くたびに皮膚が引っ張られて痛む。
後日、肛門近くの縫い糸を切ってもらって少し楽になりましたが、抜糸の瞬間は痛すぎて大騒ぎしました…
診察台から降りるのも一苦労で悶えていたら看護婦さんからは「20代のお母さんと比べると治りも遅いと思うけど、頑張って耐えてね!」と言われました。
「チクショウ…」と思いましたが(笑)、本当なのでしかたありません。
子供が生まれる前は「今は晩婚だし技術も進歩してるから高齢出産でも問題無いでしょ!」と考えていました。
でも産後のダメージ負担&回復力を考えると、産めるのなら若いうちがいいと思います…
これ書いている今も当時の痛みを思い出してゾワっとしてます(笑)
出産後の身体トラブルをサポートしてくれたもの
そんなダメージだらけの身体を助けてくれたのが下記のグッズたちでした。
妊娠中に買っておく必要はないと思いますが、産後の肥立ちをサポートしてくれるものなので知っておいて損は無いです。ご参考になれば嬉しいです。
円座クッション
子宮出てきてるんじゃないの?くらいオマタが腫れた時は「もう私は一生普通にトイレも出来ないんじゃないか?」と思いましたが、人間の自然治癒力ってすごいですね、2か月もすると腫れも引いていきました。
ただ、先ほど書いたように産後1か月くらいはオマタにフジツボ&肛門まで亀裂がある状態だった訳です。
とてもじゃないけど普通に座れません。
そこで活躍したのがドーナツ状のクッション。
子供産むまではその存在もよく知らなかったのですが、授乳室に常備してあっていつも使わせてもらっていました。
…というかこれが無いと座って授乳もできませんでした。
オマタの痛みがトラウマ過ぎて、腫れが引いた後も半年くらいはずっと使っていたでしょうか。
私のように吸引分娩になってしまうとオマタの負担が大きいです。腰の負担も和らぐので、とても重宝しました。
授乳クッション
これも入院中、授乳室に置いてあって初めて知ったものです。←授乳クッションなんて調べれば必要そうなことすぐ分かっただろうにね。。予習不足でした…
最初は授乳室でも特に使っていませんでした。(ドーナツクッションは必須でしたが)
数日後、授乳室に入った時に他のお母さんが「使います?」と渡してきてくれたので、なんとなく使ってみたのですが「なにこれめっちゃ楽やん!」ってなりました。
授乳クッションを使って感じたメリットは…
- クッションを膝に置くことでおっぱいの位置と赤ちゃんの距離が近くなって猫背授乳じゃなくなる
→結果、姿勢が良くなり、肩こりと腰痛が軽減された - 腿に赤ちゃんの体重がダイレクトに響いてこない
- クッションに寝かせた方が安定する
- 抱っこで支えなくていいので腕も楽
毎日赤ちゃんに触れるものなので丸洗い出来るタイプがいいですね。
また、少し厚みがあってしっかりした素材の方が赤ちゃんがクッションに沈みこまず授乳しやすいです。
お尻シャワー
出産後はオマタのひどい腫れと裂け傷に苦しみました。
困ったのがトイレの後、「痛すぎてトイレットペーパーが使えない」問題(笑)
紙がオマタ部分に触れると擦れて激痛が走ります。
痛い痛いと騒いでいたら母が介護用に使用していて知っていたのか、提案されたものです。
お尻シャワーを使うことで肌に摩擦の負担無く洗浄できます。傷もそこまで痛みませんでした。
これも2か月目くらいまでは使用していました。
悪露も続いていたので、デリケートゾーンを清潔に保つのにも役立ちましたね。
搾乳機
搾乳機の存在は知っていましたが、妊娠中はイマイチその利便性が分からず、用意はしていませんでした。
購入したきっかけは、慣れない授乳で乳首が擦り切れてしまったこと。
娘が乳首を咥える度に激痛が走りました。
搾乳機を使えば乳首に直接触れることなく母乳があげられますからね。
また、おっぱいが張って痛くても、いつもいいタイミングで赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれるとは限りません。
あとは夜中に寝返りを打った拍子に急に母乳が噴き出すことも。
そんな時に搾乳機があれば授乳のタイミングじゃなくても搾乳できますし、手で絞り出すより短時間で効率よく絞れます。
自動・手動タイプがありますが、私は手動で十分でした。
※職場復帰して会社で昼休み、搾乳する時も便利でした。
骨盤ベルト
出産後の骨盤の戻りサポートに。
立ったり歩くと腰と尾てい骨付近がギシギシと痛かったのですが、骨盤ベルト装着時の方が腰痛が軽減されました。
結果、歩くのが楽に。
骨盤ベルトは色々な構造なものがありますが、ワコールの骨盤ベルトは着脱が簡単で程よい締め付け感なので、寝る時に着けていてもストレスがありません。
出産後の身体はまさに満身創痍。
高齢出産は若い子たちよりもダメージが大きいですし、思うように動けなくて当たり前です。
あれもこれも頑張り過ぎず、まずは体力回復優先で身体に負担がかからないように過ごしてくださいね。