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派遣社員の私がもらった出産手当金・育児休業給付金(実際の金額とスケジュール)

正社員じゃなくても出産に関わるお金、もらえるの?⇒もらえました

私は派遣社員ですが、派遣会社の社会保険・雇用保険に加入していたので出産手当金・育児休業給付金の両方ともきちんと貰う事が出来ました。

まず気になるのが

  • 子供を産んでもらえるお金にはどんなものがある?
  • いつもらえるの?
  • 期間は?
  • 総額いくらぐらいになる?

あたりではないでしょうか。

最初にまとめると、もらえるお金は

出産一時金

出産手当金

育児休業給付金

この順番に申請して給付されるのですが、感想としては…

とにかく給付されるのが遅い(汗)

です。

「申請書出したよね?本当に支給されるの?忘れられてるんじゃないの?」と不安なくらい、遅いです?

給付金を貰えると言っても、申請をしてから口座に振り込まれるまでかなりの期間が空くので、無給期間は発生します。そのためにも貯金はしておきましょう。

今回は私が実際に給付金を申請してから振り込まれるまでのスケジュール(図付き)と金額等を書いてみたいと思います。(自分の給料額をさらす事になりますが…)

まずは出産一時金。こちらの記事にも書きましたが、直接支払い制度を利用したので病院で合意文書にサインしただけでした。

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実録。出産にかかる費用はいくら?

口座に振り込まれる事もなく、退院時に出産費用から差し引かれて差額分だけ払います。
差額を「払う」のでイマイチ「受給した!」感は薄かったです…

次に申請するのが出産手当金です。

出産手当金とは?

出産一時金の事と混同しやすいのがこの出産手当金

これは
出産した時に出産日の6週間前から出産日の8週間後の仕事に就けない期間(産前産後休業期間中)、一日につき標準報酬月額(支給開始以前の12カ月の平均)の3分の2相当が支給される
というもの。

出産一時手当金との違いは妊娠前、妊娠中に働いていたかどうか

出産一時手当金は健康保険に入っていれば支給対象になります。扶養家族として加入していても、国民健康保険でも申請すれば受給する事が出来ます。

一方、出産手当金は出産する本人自身が勤務先の健康保険に加入していなければ支給を受けられません

私の所属する派遣会社が加入していた協会けんぽで出産手当金を受給する条件は

出産予定日の42日前から育児休業開始日(産後56日後)の期間、雇用契約があること

でした。

産前産後休業(産前42日、産後56日)を取得する期間中の雇用契約があればいいので、それ以前の契約年数は関係ないという事ですね。

産休を取得する段階で勤務先の健康保険に加入していれば出産一時金、出産手当金のどちらも受給することが出来ます。

出産手当金の申請方法と給付金対象日数の計算方法

自分が加入している健康保険組合の申請書を病院に提出し、出産日や病院のサイン等をもらい、会社もしくは健康保険組合に提出します。

出産手当金を申請すると、出産日を挟んで(産前42日、産後56日)の98日間分の給付金を受給出来ます。

出産予定日より遅れて出産した場合は、遅れた期間についても産前休業中として支給対象となります。(出産日も産前休としてカウントされる)

私の場合は出産日が予定日より8日間遅れたので合計106日間の請求期間となりました。

  • 産前休⇒42日+8日
  • 産後休み⇒56日

…が、これは産前42日間、きっちり休んでいた場合の話。

私は産前休業中に有給を使用しました。

 

出産前に有給消化でお給料が発生していた場合の出産手当金は?

私は産休に入ってから出産予定日前の30日まで有給を使って休んでいたので、その期間は勤務していたものとみなされ、受給期間からは外されました

出産手当金の図

理由は「事業主からの報酬(給与)が出産手当金を上回るため」と支給決定通知書に書いてありました。
もし給与が出産手当金よりも低ければ差額が受け取れます

会社で有給も貰いつつ、出産手当金も全額もらう事は出来ないのですね。
受給対象期間は106日ー30日=76日間になります。

産休前一年間の月額平均(税金を引かれる前の金額)は31万ちょっと。
一日あたりの支給額は標準報酬日額の3分の2相当なので私の場合は7,040円/日

7,040円×76日=535,040円が出産手当金で給付された金額でした。

この出産手当金、申請できるのは出産日から56日経過後(産後休業終了後)です。
出産が9月で11月頭に申請をして、実際に振り込まれたのは年明け1月中旬。
出産してから振り込みまで四カ月もかかりました(遅)

無事に振り込まれた時はほっとしましたね?

育児休業給付金

出産手当金の申請が終わったら今度は育児給付金の申請です。

育児給付金を受け取るには
育児休業を開始した日前2年間に、賃金支払基礎日数が11日以上ある月が通算して12か月以上あること
が条件となります。

申請書は育児休業開始後に会社から送られてきたので、必要事項に記入し、返送するだけでした。

給付金額は

育児休業開始から180日目(6カ月目)まで:月給の67%
育児休業開始から181日目以降:月給の50%

この金額が2か月ごとに給付されます。

初回は月額報酬の67%なので、書面を確認すると私の場合は209,964円/月

11月3日~1月2日までの2か月分が振り込まれたのは1月中旬過ぎ。
出産手当金が振り込まれたのも1月中旬だったのでほぼ同時のタイミングで一気に振り込まれました。

535,040円+209,964円×2=954,968円

やれやれ。無給期間が長くて年が越せないかと思った…

その後は3月中旬に再び2か月分が振り込まれ、最後は社会復帰をした4月の中旬の支給で終了。娘をゼロ歳児で保育園に預けたので受給期間はそんなに長くなかったです。

給付されるタイミングが遅くてハラハラしましたが、給付金は税金が引かれる前の金額で計算され、さらにこれらの給付金には税金がかかりませんので産休前のお給料の3分の2がまるっと入ってきます

なので自分が思っていたより多く貰えました。貯金ゼロでは困りますが、子供を産んで産休・育休を取っても日々の生活に困るほどではありませんでしたね。

以上、給付金受け取りの流れでした。