私は籍を入れる前に娘を授かったので時間的金銭的余裕も無く、結婚式は挙げてませんが娘を出産後、フォトウェディングをやりました。
「フォトウエディング」とは結婚式や披露宴はしないけど、「結婚写真を残す」ための撮影のことを言います。
フォトウェディングは
- 結婚式はハードル高いけど、ウェディングドレスは着てみたい
- 諸事情により式は無理だけどけじめをつけたい
- 忙しくて時間は無いけど想い出をつくりたい
といった方にぴったりだと思います。
今回は生後2か月の娘と一緒にやったフォトウェディングの体験談について書いてみたいと思います。
ウェディングフォト撮影をするにあたってまず分からなかったのは…
- 「フォトウェディングをする!」と決めてから撮影当日までどのくらいの日数がかかるのか
- 赤ちゃん連れで撮影できるのか
- ヘアメイクはどうするのか
- 撮影用のドレスはどんなものがあるのか
- 総額費用はどのくらいかかるのか
というところでした。
撮影当日までの打ち合わせ回数とスケジュール
お願いしたのはスタジオアクアというフォトウエディング会社。全国にたくさん支店があるので、アクセスの良い場所を見つける事が出来ます。
フォトウェディングのスケジュールは、カウンセリングから撮影当日まで約2週間、撮影日を入れて3回の訪問となりました。
私達はハウススタジオで洋装のみだったので計3回、店舗に行きましたが、和装・洋装の両方撮影したり、ロケーション場所によっては数回プラスで通わないといけないかもしれません。
カウンセリング(撮影日の2週間前)
赤ちゃん連れの撮影は可能?
カウンセリングの予約日を決めたら、それがスタジオ初訪問となります。
どういった撮影をしたいのか、何カット撮影してどの程度のアルバムを作りたいのか等のカウンセリングしてもらいます。
私達は生後2か月の娘と撮影したい旨を伝えました。スタジオアクアは子供撮影はやっていません。
なので娘の衣装のセッティングは自分達で用意しなければいけませんでしたが、一緒に撮影するのは問題ありませんでした。
また夫婦二人の写真、娘を入れての写真それぞれのパターンで撮影しましたが、夫婦二人の撮影をしている間、娘を預かってくれるようなベビーシッターさん的な方はいません。なのでうちは母親にきてもらいました。
スタジオアクアで子供連れでフォトウェディングをするのは可能ですが「衣装や面倒はみないよ」といったスタンスでした。
また、カウンセリング時に衣装合わせ日と撮影日を決めます。
予約の混み具合にもよりますが衣装合わせが1週間後、衣装合わせの翌週が撮影日となるパターンが多いようです。
最低でも3回は訪問しないといけない訳ですね。
衣装合わせと希望カメラマンの指定(撮影日の1週間前)
ドレスを選ぶ
希望のドレスを選んでどのドレスにするか決めます。
ホームページにドレスは一覧が載っているので、衣装合わせ前にある程度選択肢を絞れますが、「あ、これかわいいな」と思っても結構高い確率でオプション料金かかってくると思います(笑)
そう、ドレスの衣装合わせに行った際に判明するのですが、アルバム作成の基本料金にプラスして更にドレス代がかかってくるんです!
全体の料金詳細はこの後記載していますが、フォトウェディングプラン料金には
写真撮影 / 台紙写真1冊 / スタジオ使用 / 写真セレクト /
ブーケ・ブーケトニア /ドレス補正 / アクセサリー / 小物一式
がセットになっています。
「アルバム撮影セットの中にドレス代もメイク代もコミコミなのね♪」と思っていましたが、注目すべきはドレス&タキシード(スタンダード)となっていること。
スタンダード料金のままで選べるドレスはかなり数が少なくなります。
高いウェディングフォトプラン払ってるのに、選択するドレスによってオプション料金がかかってくるのね…
それならオプション料金が発生しないドレスでもいいかな?と思い、「追加料金がかからない無料枠のドレスはどれですか?」と聞いてみました。
「こちらでございます」と見せられた選択肢のドレスは「うーん、イマイチだな…」というデザインのものばかり。(なんか昭和風?で古臭い笑)
結局選んだのはマーメイド型の、追加料金が8万円のドレス。
実際に試着してサイズを見てもらい、当日までに調整してもらいます。
そしタキシードですが旦那は背が高く、腕の長さが平均より尺があり…。
レンタルのタキシードでは袖丈が短かったようで、自前のタキシードを持ち込む事になりました。
(通常であれば自前の衣装は持ち込み禁止らしいですが、事情がサイズによるものなので特例で認めてもらえました)
撮影してもらうカメラマンを選ぶ
衣装合わせが終わったら撮影をしてもらうカメラマンを選びます。
これもスタジオ以外のカメラマンだったり、有名なフォトグラファーを指名するとオプション料金がかかります。
カメラマンによっても値段が違うのか…。
それぞれのカメラマンが撮影したポートフォリオ(作品集)を見せてもらい、どの人がいいか決めます。
構図とか色調がカメラマンによって個性が出ていて面白いものですね。
選んだカメラマンは、ポートフォリオの色彩が奇麗だった、プロフール写真が優しそうな女性カメラマン。
私が男性に撮られるのがなんとなく恥ずかしい&緊張しそうだったので、女性カメラマン限定で指名させて頂きました😅
ここで更にカメラマン指名料1万円プラスでした…
ドレスのサイズ合わせとカメラマンも決まり、あとは撮影してもらうのみ。
ウェディングフォト撮影当日。かかる時間と撮影の流れ
いよいよ3回目の来店で撮影本番。
女性はドレス着用とヘアメイクに時間がかかるため、2時間前にはスタジオへ入らなければなりません。(男性は1時間前)
ブライダルインナー着用後、メイク開始
搾乳を事前に終えて、店舗に入ると広めのフィッティングルームに案内され、初めにブライダルインナーを着用します。
自分で持っていれは持参することをおすすめします。
私はレンタル品を借りたので¥5,400円也…。
インナーを着用した状態でメイク室に移り、まずはメイクから。
イメージを伝えるのに自信がなくても、あらかじめA4サイズのメイク仕上がり問診表があるので、そこにチェックをいれていけばざっくり希望を伝える事が出来ます。
(紙に女性の顔のイラストが描いてあり、目、肌、口部分に[ナチュラル・色っぽく・明るめ]等という選択肢がある)
担当してくれたのは20代前半くらいの若い女性スタッフさん。
私は普段からファンデーションも殆ど塗らず、ポイントメイクもちょっとマスカラを塗るくらいです。なのでナチュラルメイク希望の問診表を渡した上で、「色はあまり使わず自然な感じに…」と伝えました。
普段あまりメイクしないなら自分でやればいいかな…とも思いましたが普段のメイクと写真映えするメイクは違います。
ナチュラルメイクをお願いするにしてもプロにお願いした方が写真映りが良くなりますよ😊
ヘアスタイルも最後までハーフアップにするかアップにするか迷いましたが、「マーメード型ドレスなら首筋をしっかり見せた方がいいですよ」とアドバイスされたのでアップにしてもらうことに。
髪の長さは肩にかかるか掛からないかの中途半端な長さだったのでアップに出来るか不安でしたがさすがプロですね、コテで巻いた後Uピンを使い、きれい目なゆるふわアップにしてくれました。(自分じゃ絶対出来ない)
髪飾りやネックレス等も当日あるものの中から選ぶ事が出来ます。
気になる部分があればボディメイクもお願いしよう!
自分は背中のシミと手の甲の血管浮きがコンプレックスだったのですが、これもボディメイクで綺麗に隠してくれました。
気になる部位にリキッドファンデを塗り、上にラメ入りのパウダーをはたいてくれるので自然な仕上がりでした。
これもしっかり5,400円取られるので(笑)、奇麗に隠したいシミや吹き出物がある場合は遠慮なく伝えましょう!
ほんと基本パック以上にばらばらとオプション料金のかかること…(汗)
ヘアメイクが完了したらいよいよドレスの着用です。
ヘアメイクの前にブライダルインナーは着用していたので、マーメード型のドレスを下からズボンを履くように持ちあげていきます。サイズ直しも前週にお願いしていたのであとは微調整のみでした。
母親に預けていた娘のオムツ替えとドレスへの着替えを済ませていざスタジオへ。
旦那はすでにスタンバイしており、撮影をお願いしたカメラマンともご対面。
撮影開始時は恥ずかしいな…と思っていましたがさすがカメラマン、のせるのもうまく「笑顔が素敵ですね!」「立ち姿が綺麗ですよ!」と褒めちぎってくれ、緊張を解いてくれます。
スタジオには数か所に撮影セットが置いてあり、その背景を使って何パターンも撮影します。
「旦那様だけ奥様を見て、奥様の視線は右上!」とか「斜め45度下に視線落として、指先もまっすぐ下で!」と、かなり細かい指示をしてくれるので、こちらがポーズを考えなくても大丈夫です。
全部直立不動のピース写真じゃ困りますもんね。
撮影中は終始、ヘアメイクさんもずっとついていてくれます。
ドレスがずり下がってきたり、髪の毛が乱れてきたら即座に直してくれるんです。
だから自分で「着崩れてないかな…」と心配する必要もありませんでした。
夫婦の撮影中、母親が愚図った娘にミルクをあげてくれていたので娘の機嫌もなんとか持ち直し、家族3人での撮影開始。
まだ2か月なので、あやしても笑えませんでしたが、カメラマンが気を引いて頑張ってくれました。
総額いくら?追加料金結構かかります。フォトウェディングプランの金額内訳
結局、撮影からアルバム制作にまでかかった金額は…
約25万円。
でした。
フォトウェディングプランのどれを選択するかにもよって金額はかなり変わってきます。
プランにはいくつか種類があり、
②アルバムも作成するのか写真データ納品だけで良いのか
③アルバムに載せるカット数
で決まります。
スタジオで撮影するよりも外で撮影するロケーションフォトの方が金額は高くなりますね。
うちはスタジオプランだったものの、旦那の「せっかくだから」の魔の言葉により、ハウススタジオプランの中で一番高い[アルバム30P(35カット)+全写真データ150カット以上]を申し込む事になりました。
このプランは118,000円。でした。
更にアルバムの中でも一番高い[ウッド素材表紙タイプ]をお願いすることに。
この段階で約15万円。
更にウェディングドレスオプション⇒8万円、
ブライダルインナーレンタル代⇒5000円、
ボディメイク代⇒5000円、
カメラマン指名代⇒1万円
で約25万円です。(チーン¥¥)
オプションでプラス10万やがな😂
[PhotoBridge](フォトブリッジ)で入れたいカットを自分で決める!
撮影してもらった全カットは[PhotoBridge](フォトブリッジ)というクラウドサービス内に格納されます。
その中からどのカットを入れてどれを大きく載せるか等、自分達でアルバムのテンプレートにはめ込むことが可能です。
アルバム制作会社が独断で写真を選択するんじゃないんですねー。
写真をオンライン上ではめ込んで保存、送信すればあとはアルバム会社がその通りに冊子にしてくれます。
150カット以上あるデータから選別するのは時間がかかりましたが、ネットが繋がっていれば家で出来るので、夫婦でゆっくり相談できます。
そして2か月後、殴られたら首が折れそうなぐらい頑丈な、木目表紙の立派なアルバムが届きました。
撮影したデータはCDに焼いて納品してくれますが、同時にこの[PhotoBridge]内のサービスでweb上からもダウンロード出来るようになっています。
スマホからアクセスすれば簡単に写真を保存出来るので、すぐに友達や親戚に送信可能です。
ログインアカウントとパスワードは共有できるのでいちいち両親にデータCDを複製したり、写真プリントして配ったりしなくても
「ここにデータがアップされてるからログインして好きなカットをダウンロードしてね!」
と伝えるだけで済んだのでこれば本当に便利でした。
スケジュールの調整に余裕があるならフォトウェディングは春秋以外がおすすめ!
撮影が込み合う時期だとアクセサリーやドレスの選択肢が少なくなってしまうようです。
桜や紅葉が綺麗な時期はロケーション撮影で混み合うようなので、スタジオ撮影で構わないのであれば春秋の季節を外すと、ドレスや撮影小物の選択肢が増えるみたいです。
結婚式と違って、ウェディングフォトはそんなに身構えずに想い出を作る事が出来ます。
当初の想定より予算オーバーしてしまいましたが結婚式をしなかったし、娘とも一緒に撮影できたのでいい記念になりました。(出産後後2か月だったので身体的にはしんどかったですが😅)
相談や見学は無料なところが殆どなので、自分の撮影したい要望等があればひとつのスタジオだけでなく、色々相談に行ってみるといいと思います。